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Logto 製品アップデート
🎉 6月リリースのご紹介:Passkey 用アカウント API、カスタム JWT におけるユーザー インタラクション詳細へのアクセス、その他のアップデート!
WebAuthn(パスキー)用アカウント API
これからはアカウント API で WebAuthn パスキーを管理できるようになりました。主な機能は以下の通りです:
- あなたのウェブサイトを通じて、ユーザーのアカウントへ WebAuthn パスキーを紐付け。
- ユーザーのアカウントでパスキーを管理。
関連オリジンリクエスト を実装したので、Logto のサインインページとは異なるドメインを持つウェブサイトでも WebAuthn パスキーを管理できます。
詳細についてはドキュメントをご確認ください。
カスタム JWT でユーザーインタラクション詳細へアクセス可能に
カスタムトークンクレーム生成時、context.interaction
を通じてユーザー インタラクション データにアクセスできるようになりました:
プロパティ | 説明 | 型 |
---|---|---|
interactionEvent | 現在のユーザーインタラクションのイベント | SignIn または Register |
userId | 現在のユーザーインタラクションのユーザーID | string |
verificationRecords | インタラクション中、本人確認のためにユーザーが提出した認証記録のリスト | VerificationRecord[] |
利用例:
インタラクションコンテキストから認証記録を読み取ります。Enterprise SSO の認証記録が存在する場合、カスタム トークンクレームとして Enterprise SSO アイデンティティから該当ユーザープロファイルの情報を追加できます。
詳しくはカスタムトークンク レームのコンテキストを参照してください。
改善点
- SSO 向けのタイムスタンプ追跡を更新:
user_sso_identities
テーブルにupdated_at
フィールドを追加 - ユーザーのパスワードダイジェスト長を256に変更し、
SHA512
などのLegacy
ハッシュアルゴリズムをサポート - TOTP シークレットを監査ログでマスク
- Turnstile ウィジェットで柔軟なサイズに対応し、ウィジェットが応答的に拡大し利用可能なスペースを満たせるように
バグ修正
- SAML アプリケーションのコールバック API が認証レスポンスの RelayState パラメータを正しく処理できるよう修正
- Azure OIDC SSO コネクタで
access_token
を省略可能に。従来はトークンレスポンスにアクセストークンが必須であり、ID トークンのみ返す Azure B2C アプリケーションで問題が発生していました。 - displayName を指定することで WebAuthn 登録時の潜在的エラーを修正。例えば Windows 11 で Chrome および「他のデバイスを使用」オプション(QR コードスキャン)時、displayName が空だと登録に失敗していました。
- iOS Safari で支払いページが開けない問題を修正しました。